LETTER
ドゥーブルメゾンの装い帖vol.1
2020年5月20日
〜目的に合わせた綿麻きものの着回し〜
-海編-
夏になったら
江ノ電に乗って海に行きたい
海だって砂浜だって
洋服地のきものだから大丈夫
おうちでお洗濯もできて
着心地も楽ちんな洋服地のきもの
襦袢は着ない 半衿も付けない
きものと腰紐があれば大丈夫
だからつくり帯はこういう時にすごく便利
ただ 電車に乗ったり
浜辺を歩いたりするだけのことも
きものを着ると特別な日になる
砂浜を裸足で歩いて
冷たいお茶を飲んで帰ります
-お散歩編-
今日はきものを着て散歩に出てみる
きものをちゃんと着る自信がなくても
散歩だからOK !
着る練習と思って出かけてみましょう
おはしょりが上手に出来なくても
リボンを可愛く結んでごまかしたり
帯結びが難しかったら
ガウンやショールを羽織って
隠してしまいましょう
なにより 自分だけの
人に会わない気ままなおでかけだから
まずは 気張らず 気楽に
お気に入りの日傘を持っていると
散歩もぐっと気分が上がります
帰り道にはドーナツを買って
お家に帰ったらティータイムとしましょう
-食事会編-
仲の良い友だちと
夜な夜な電話でおしゃべり
今はなかなか会えないけれど
またいつも通りの日常が戻ったら
一緒に美味しいご飯食べたいねって
カジュアルな綿麻きものも
ちょっといいものをプラスすると
いっきにおめかしモードになります
久しぶりにしっかりリップを塗って
博多織のお太鼓帯をピシッと締めて
シルクのコートを羽織って
足元はシルクコットンのカディ織の
足袋と草履でおそろいに
きものと同じ生地を使った扇子
密かなおそろいできちんと感が出ます